1. HOME
  2. ブログ
  3. 秋の草木染め~ドング…

まんまるこども園ブログ

2025.12.02

秋の草木染め~ドングリ&マリーゴールド~

季節の身近な自然に親しんで生活を送っている子ども達。春は草花から色が出ることを発見し、色水遊び、そしてキンケイギクでハンカチの草木染めを行いました。夏は藍の染料でTシャツを、また藍の生葉でシルクのハンカチを染め、自然物がもつパワーを感じ、優しく美しい色に感動しました。

今回、11月21日に夏と秋の間園庭を彩ってくれたマリーゴールドと子どもたちや職員がいろんなところで拾ったドングリを使って毛糸の草木染めを行いました。

まず、1玉目はドングリ。色の出た水(染料)を作るため鍋に水とドングリを入れて煮出していきます。染料の色の予想は「茶色」「うすだいだい」「赤茶色」など様々。実際に染料ができてみると「醤油だ!」「お茶だ!」と驚いて言っていました。また、煮出した後のドングリを匂ってみると「キャラメルみたいな匂い!」とうっとりしているようでした。毛糸を入れてぐつぐつすると、毛糸の色は…「焼きそばみたいな色!」になりました。乾かすためにかけると、なんとも美しいフランス人形の髪の毛のような色でしたよ。

2玉目はオレンジ色のマリーゴールド。咲くたびに集め、この日のために冷凍保存していました。染料の色の予想はオレンジが多かったですが、これも「醤油だ!」という子が多かったです。染料に毛糸を浸したところ、「味噌ラーメン」みたいと言っていました。染めあがった毛糸を見た子ども達は驚きの表情。毛糸はカレーのような色で、しかも輝いて見えました。

3玉目は黄色のマリーゴールド。その場で子どもたちが咲いている花を摘んで集めました。煮出す時には子ども達がしっかり花を水(お湯)の中に漬けました。できた染料の色はオレンジ色のマリーゴールドよりも明るい色でした。毛糸を浸したところ、子どもたちの反応は…「ラーメンだ!」。染色完了後、最後は子ども達が順番に毛糸を水で洗いました。色落ちが止まったところで完成。見ると黄金のような色で、元のお花と比べて濃い色に染まり、驚きと感動を味わうことができました。

自然物がもつ不思議なパワーはやっぱりすごい!冬は染めた毛糸を使って、子ども達が編み物を楽しめたらと考えています。