2025.12.11
パプリカだいすき!(0・1歳児)
4月末に種まきをしたパプリカは、冬のはじまりまでたくさんの実を実らせ、さまざまなクッキングや給食で味わうことができました。0・1歳児の子どもたちにとっては分かりやすく地上に実をつけてくれるパプリカは気になって仕方がない存在!いつも大きさや色を見たり、触って感触をチェックしたりしていました。
そして先日、最後のパプリカを1歳児の子ども達が収穫しました。手で上手にちぎると、保育者が何も言っていないのに、パプリカを大事そうに持って、「ピーマン!(本当はパプリカなのですが…)」と言いながら一目散に給食室へ駆け出しました!日頃年長児らがしている様子をよくみているからですね。成長を感じました。

そんなパプリカが大好きなはずの子どもたちですが、実は給食時にメニューに出てくると、どうもお気に召さず、なかなか食べようとしない様子が普段からありました。そこで、これはチャンス!と15時のおやつの時にパプリカを使って、子どもたちの大好きな給食室の先生が目の前で焼うどんを作ることにしました。
子ども達は、給食室の先生が収穫したパプリカを切り、カセットコンロを使って調理する様子を真剣に見ていました。

野菜を炒めている音を聴いたり、ソースのいい香りを感じたり…。子どもたちが興味をもって見る様子が見れて嬉しかったです。


完成すると、給食室の先生が子ども達一人一人に盛り付けてくれました。子ども達は大喜びで「いただきます」をして食べ始めました。すると、いつもはパプリカやピーマンがちょっぴり苦手そうな子も、自ら進んでパプリカを口に運びながら食べていました!そして、おかわりまであっという間に完食してくれましたよ!

普段の生活の中での栽培活動やあそびが、給食室の先生=大好きな人が目の前で調理してくれたことで、『食体験』につながったようです。こども園で食育を行う意義を再認識した瞬間でした。
また一緒にクッキングをしましょうね。(by 給食室)