2025.10.23
水害を想定した垂直避難訓練
近年深刻な被害が増えている自然災害。南海トラフ大地震など地震がもたらす津波や液状化、大雨や台風が引き起こす洪水や土砂災害などへの備えや対応は教育・保育現場においても喫緊の課題と言えます。
そのため今回は、隣接する馬屋下小学校さんとともに、大地震が発生し、その影響で近くの池から水害発生が起きることを想定した避難訓練を実施しました。
実施にあたっては、小学校の校長先生・教頭先生と事前に密に打ち合わせをさせていただき、また避難場所(3階教室)を園の職員が下見させていただいた際には校長先生にご案内いただき、大変感謝申し上げます。
まず地震が発生。頭を守り揺れが収まるまで待ちます。その後安全な園庭へ避難。

そして、2次避難で小学校の校庭へ向かいました。1歳児は避難車に乗ることで安全に素早く避難できました。

そこで、水害発生の可能性が知らされると、校舎の3階以上へ垂直避難しました。こども園は平屋なので、小学校の建物が水害時には避難場所となります。

全園児が安全に階段を登り切り、3階の教室へ避難。小さい年齢の子たちなので安心して待つことが大切です。手遊びをしたり、絵本の読み聞かせを聴いたりして落ち着いて待つことができました。ここで訓練は終了。

小学校の建物の中に入るのはほとんどの子が初めてだったと思いますが、先生の話を聞きながら落ち着いて避難することができ、とても良かったです。
こうした訓練を経験しておくことが、まだ経験の少ない乳幼児が、実際に災害が起きた時に、少し落ち着いて「自らの命を守る」行動をとれることにつながるのではないかと考えています。
今後も馬屋下小学校さんと連携して、災害に備えた訓練を実施していきたいと思います。