2025.11.13
4・5歳児 電車に乗って遠足へGO!~後編~
高松農業高校の後は再び電車(桃太郎線)に乗って備前一宮駅へ。目的地は岡山市民にとても大切にされている吉備津彦神社です。

駅を出て歩くこと数分で、神社の大鳥居が見えました。敷地内の庭園の木々は紅葉しはじめ、空やそれを映す池とも相まってとても美しい景観でした。さっそく子どもたちの目を引いたのは、池の中の亀です。たくさん寄ってきて子どもたちは大喜び。この池に浮かぶ島にも亀島神社という名前の神社があり、参拝もしましたよ。


いよいよ吉備津彦神社の本殿へ。ここへ来た理由は、『日本遺産』に認定されている桃太郎伝説が残る場所だからです。岡山の桃太郎伝説は一般的に知られている桃太郎のお話とは少し違います。そこで、境内の端で吉備の桃太郎伝説がまとめられた絵本の読み聞かせを行いました。これを聴く中で、桃太郎のモチーフが吉備津彦命(きびつひこのみこと)であることを知ったり、有名な”うらじゃ”の温羅(うら)の由来を知ったりして興味をもっていきました。そうして吉備津彦命(きびつひこのみこと)が祀られている吉備津彦神社を参拝。桃太郎のように強くなれるようにお祈りしましたよ。



その後、本殿を見て回り大きさや美しさを感じた後、お家の方が作ってくれたお弁当を皆で食べました。たくさん歩いたり、いろんな経験をした後で余計に美味しく感じたようで、あっという間に食べていました。吉備津彦神社には本殿以外にも子安神社や稲荷神社などたくさんの神社があり、その多くが県や市の重要文化財に認定されているとても貴重な場所です。園がある中学校区内にそんな場所があるなんてなかなかないですね。地域の文化や伝統に触れるきっかけになったのではないかと思います。


最後に、敷地内に桃太郎伝説が刻まれた素敵なマンホールを見つけました!園に帰ってからは現在まで桃太郎ブームが起こり、桃太郎の歌をうたったり、工作で桃太郎の登場人物への変身グッズを作ってごっこ遊びをしたりと、表現遊びに発展しています。これからも興味を深めて遊びをさらに発展させていけたらと思います。
