紅葉した葉っぱ、マツボックリやドングリなどの木の実を見たり触れたり、それらを使って遊んだりしながら美しい秋を楽しんできた子ども達。この日は、ミカンを入れた米粉粘土を使って秋の実ケーキを作ることにしました。

まずは、ミカンの果汁づくり･･･。子ども達がミカンの皮を剝き始めるとあっという間に保育室に広がるミカンの香り･･･。給食でもよく食べているので、どの子も慣れたようすで指先を上手に使い、あっという間にきれいに皮を剝くことができました。

そして、チャック付き保存袋にミカンの実を入れてモミモミモミ･･･。指先で押したり、握ったりしていくうちに果汁がどんどん出てきます。

時々、袋を開けて匂いをかいでみると、「みかん（の匂い）！」と子ども達も興奮気味に･･･。さらにしっかり潰してミカンジュースの出来上がり。

そして、保育者がボウルにミカンジュースと米粉を入れてしっかり捏ね、生地（米粉粘土）を作ると、子ども達は指で押して穴を開けてみたり、握ったり、ちぎったり、ころころ丸めてみたり･･･。日頃、親しんでいる小麦粉粘土とは違う米粉粘土の感触やミカンのほのかなにおいや色を感じ、楽しんでいるようでした。

そして、しっかり遊んで思い思いのケーキを作りカップに入れたら、給食先生にお願いしてオーブンへ…。

焼きあがったケーキは、いい匂い･･･。「わー！」と子ども達から嬉しそうな声が上がりました。誤飲に気を付けながら、焼きあがったケーキの上に、木の実（ドングリ、ノグルミ、コメツガ、ナンテンの実）やモミジの葉っぱを乗せて飾り付け･･･。

気に入った木の実をたくさん乗せたり、さまざまな木の実を1つずつ乗せたりと、じっくりと考えながら作る姿が見られ、素敵な秋の実ケーキができあがりました。