2026.01.28
4・5歳児 自然史博物館・大原美術館見学
1月16日、4・5歳児の子ども達は保護者の方と一緒に、倉敷市立自然史博物館と大原美術館へ遠足に行きました。子ども達にとって今年度最後の遠足であり、お家の方と一緒に行けることを楽しみにしていました。
自然史博物館に集まった後、職員の方に挨拶をし、まずはじめに目に飛び込んできたのは、巨大なナウマンゾウの模型。子ども達は、その本物を再現した大きさや動きに圧倒されながらも、観察したり、鳴き声を聞くなどワンダーパワーを使って楽しむ様子が見られました。大昔、瀬戸内海が陸地だったころナウマンゾウというゾウがいたそうです…びっくり!

また、近くにはオオカミやホッキョクグマの模型、アカハライモリやカエルといった身近な生き物など、様々なものが展示されており、「これ本当に生きていたのかな?」「このホッキョクグマ、怒った時のパパに似てる」など、親子で楽しむ様子も見られました。
その後、2階上がると地球誕生の歴史とともに本物の化石が展示されており、虫眼鏡を使ってかじりつくように観察していました。また、岡山県の地層や岩石、世界の岩石の展示では、「好きな石を探して、お家の人に紹介してあげよう!」と呼びかけると、じっくり観察して好きな色や質感、形などを伝える姿が見られました。


岡山県の生き物の展示では、はく製や昆虫の標本が展示されており、生き物大好きな子ども達が出会ったことがある生き物がたくさん。そこで、「○○(馬屋下プロジェクトで出会った生き物)はどこにいるでしょう?」とクイズを出すと、皆で展示ケースに張り付き、あっという間に見つけ出しました。これには保護者の皆さんもびっくりでした。知っている生き物も実物をゆっくり見ることはなかなかできないのでじっくり観察する良い機会になりました。
昆虫の標本のコーナーでは、子ども達から「これ、チンチロリン合唱団で出てきた虫がいっぱいいるよ」「こんなきれいな模様の蝶がいるんだね。見てみたい。」などという声が上がるなど、親子で自由にじっくり見学を楽しみました。




地球の生命の生い立ちや自分達の暮らす岡山県の自然について、しっかりと鑑賞し、次に大原美術館へと移動しました。
大原美術館に着く手前、別館の外に飾られている銅像「歩く男」という作品に目が留まりました。「あの人、頭と手がないよ。なんか変。」と子ども達は作品を見ながら口にし、保育者の「もしもあの人に頭と手があったらどんなポーズをしているかな?」という言葉を聞き、好きなポーズをとって楽しんでいました。

大原美術館本館に着くと、学芸員の先生方が出迎えてくださり、あいさつをしました。「おさんぽプログラム」という幼児向けのプログラムで、学芸員の先生が子ども達と対話しながら作品を見た感想を引き出したり、共有したりして、子ども達は自然に作品を見る楽しさを理解していっているようでした。
絵画作品では、レオン・フレデリック作、「万有は死に帰す、されど神の愛は万有をして蘇らしめん」が子ども達の心にインパクトを残したようでした。それを見た子ども達は、驚きと喜びが入れ混ざった様子で、とても興味を示しており、「大きすぎる。」「天国と地獄みたい。」「なんで裸の人と服着てる人がいるのかな?」「こっちの人はゾンビみたい。」など子ども達らしい素直な感想が多く聞かれました。また、「アルプスの真昼」という作品を気に入った子も多く、理由を尋ねると「ヤギがいるから!」と揃って答えており、生き物の大好きな子ども達らしい考えだなと感じさせられました。


最後まで見て回っていく中で、子ども達は様々な作品に目を向け、色遣いの鮮やかさや絵の中の人の様子や表情にも注目するなど様々な視点で楽しみ、絵画というものに興味関心を深めていました。また、絵画だけでなく、彫刻や焼き物、版画に石造、美術館の建物など様々な作品に出合い、目で見るだけでなく、触れるものには触ったり、音の響きを感じたりとワンダーパワーを使って感じ、想像力を働かせて理解しようとする姿が印象的でした。本物の美との出会いの経験が、子ども達の心を動かし、センス・オブ・ワンダーの育ちにつながったようです。大原美術館の先生方、本当にありがとうございました。
大原美術館を出た後は、美観地区の白壁の景色を眺めて解散しました。歴史や文化、生命や芸術、どれも私たちの生活に実はつながっているのだなとしみじみ感じることができる遠足となりました。ご参加いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
