
2025.07.04
西消防署の皆様、ありがとうございました
園内で毎月行っている火災を想定した避難訓練や消火訓練ですが、7月は園の管轄管内の岡山西消防署から3名の消防士さんに来ていただき、火災を想定した通報訓練(職員)と避難消火訓練(園児・職員)を実施しました。さらに、思いがけず「消防車を見学されますか?」と声をかけていただき、3歳以上児はポンプ車の見学をさせていただきました。

まず、職員の通報訓練。消防士さんに模擬で119のオペレーターをしていただき、職員が聞かれたことに答えていきました。実際の火事の時にはパニック状態になるけれども火災場所やどのくらい燃えているかを伝えたり、避難の状況(逃げ遅れはいないか)などをきちんと把握したり、答えたりできるようにすることが大切だと感じました。続いて避難消火訓練。子どもたちは落ち着いて、ほとんどしゃべらずに避難することができ、消防士さんから褒めていただきました。『お・は・し・も』(押さない・走らない・しゃべらない・戻らない)の約束をきちんと守ることが避難の時には大切だと教えてもらいました。


また、川遊びの危険についてや熱中症を防ぐために涼しいところで過ごしたり、水分・塩分を摂取したりすることが大切と教えていただき、子どもたちは真剣に話を聞いていました。

そのあと、駐車場でポンプ車の見学をさせていただきました。消防士さんがポンプ車の中を開けると、「うわぁ~!」と子どもたちはたくさん積んであるホースに驚いた様子。「この車には水が積んでなくて、消火栓や桃太郎の絵が描いてあるマンホールのところや池から水を吸い上げて火を消すんだよ。」と教えてくださいました。また、水が出るノズルを持たせてもらい、その重さやかっこよさを感じていました。


他にも、消防士さんが火事の現場に行くときに着る実際の防火服を見せていただきました。すすで黒ずんだ色は火災現場の生々しさを感じさせられ、命を守る仕事の重みを感じました。「これなんだと思う?」と聞かれたものは、坂道で車が動かないようにするタイヤ止めで、見事に当てた子が「どうやって使うかやってみて。」と言われ、実際に置かせてもらいました。ばっちり置けて消防士さんから拍手をもらいましたよ。


優しくて、力強い消防士さんに憧れをもった子が多く、見学が終わった後には、消防士になりたいという子がたくさんいました。子どもたちも職員も、火事や災害の時に一番に助けにやって来てくれる消防士さんたちから直接お話を聞いたり、消防車を見せていただいたり、命を守るための方法を教えていただいたりすることができて、とても大切な時間をいただけたなと感じています。
まずはしっかりと火事や事故の予防に努めたいと思います。西消防署の皆様、本当にありがとうございました。