
2025.08.16
夏のプール活動(3・4・5歳児)
3・4・5歳児クラスは、連続性と一貫性のあるプール指導を目指して、子どもたちの実態に合わせた橘会独自のプール指導計画を作成してプール活動を行っています。とは言っても馬屋下まんまるこども園は今年が初年度!この夏のプールでの成長を見ていただくプール参観を7月末に行いました。

まずは3歳児クラスの子どもたちの参観の様子からお伝えします。3歳児クラスの子ども達は、園で初めてプールに入った子もたくさんいましたが、毎日水の気持ちよさやプカプカする感覚、お友達や先生と一緒に入る楽しさを感じながら水に親しんできました。
参観当日は、プールの周りにたくさんの保護者の方がいたので、圧倒されて緊張してしまう姿も見られましたが、いつものように友達と、そして日頃から一緒に生活する先生と一緒に、また保護者の方がとても温かく見守ったり、拍手をしたりしてくださる温かい雰囲気の中で活動していくと、だんだんと力を発揮することができました。

まずは水の抵抗や浮力を感じながら水慣れをし、続いて水中で呼吸をコントロールする基礎のバブリング(息吐き)、息止め、そして顔つけ、そこから浮くことにつながるように手を水面に乗せて顔をつけて歩き、最後は足を放して浮くことに挑戦してたくさんの拍手をいただきました。




日々、友達の姿が刺激になり、『やってみようかな』『やってみたい!』という子どもたちの心の声がどんどん増えてきたプール活動だったと思います。「やってみたらできた!」が子どもたちの大きな自信になったのではないかと思います。この自信をもって今後の園生活でも、また来年度以降のプール活動においても楽しんでほしいです。
続いて4・5歳児。合わせて7名で一緒にプール活動を行ってきました。その中の5歳児4名は園のプール以外にも、馬屋下小学校のプールや姉妹園の御南まんまるこども園の普段より大きなプールでの活動も体験させてもらいました。
小学校プールは普段より深く、広く、水が多いです。25メートルを走ってみると、普段よりも抵抗を感じるし、壁を持って浮かんでみると、普段よりもよく浮かぶ感覚を味わうことができました。まだ7月初めでプール活動を始めて1週間ほどしかたっていなかったので、そうした感覚を子ども達が体感できたことは水の特性や不思議さ、面白さなどを知ることができる良い機会となりました。小学校の先生方、ご配慮いただき、ありがとうございました。


続いて御南まんまるこども園では5歳児の約20名と一緒に入り、普段より2周りくらい大きなプールを集団の力でダイナミックに使う面白さを感じました。また、御南まんまるの子ども達が自分たちよりも泳げる姿にたくさん刺激をもらいました。お友達の姿を見ながらやってみようと挑戦したり、最後の自由に遊ぶ時間では浮かぶことや泳ぐことに繰り返し挑戦したりしていました。


プールの中で『まんまる』の園児同士交流して手をつないでクラゲ浮きをする姿も見られましたよ。帰りには子どもたちが花道をつくってくれて「今度はいつ会えるの?」と次回の交流を楽しみにしてくれていました。ちなみに、お盆明けに予定している御南まんまるこども園の『まんまる青空夏祭り』に参加する予定ですよ。御南まんまるこども園の皆さん、ありがとうございました。また交流しましょう!


そして迎えたプール参観。4歳、5歳児は保護者の方に見てもらう!とやる気満々ですが、緊張もありました。でも、いつものように仲間同士体を動かす楽しさを味わったり、バブリングや顔つけ、伏し浮きなど真剣に取り組んでいきました。これまでの経験が生きて、『少し怖いけどやってみる』や『友達にもできるなら僕や私にもきっとできる』といった気持ちで取り組んでいるのが分かるような姿でした。4・5歳児は最後、キック(バタ足)をつけて自分の力で泳いでいきました。




最後の自由時間では、大好きな先生も一緒に戯れて遊んだり、じっくり顔つけや泳ぎに挑戦したり、脱力して背浮きしたりする普段通りの姿も見ていただけました。


プールから上がった後は、最後までエールを送ってくれた保護者の方へ向けて心を込めて「ありがとうございました」のご挨拶をしました。暑い中、じっくりとご覧いただき、保護者の皆様、ありがとうございました。
園では、普段のプール活動の時からこうした挨拶を大切にしています。プール活動には水や安全を管理する先生たちの存在が必要不可欠ですからね。

子どもたちのプールでの姿は、毎日水を楽しむ気持ちや泳ぎへの意欲にあふれていて、日々の上達がそれを表わしていました。今年の園でのプール活動は残すことわずかとなってきましたが、これからも1回1回を大切に、気持ちよい水の中で、仲間と一緒に活動できる喜びを感じながら、楽しんでいきたいと思います。