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まんまるこども園ブログ

2025.04.22

5歳児 初の園外保育

開園からしばらくたったある日、理事長先生からこんなお誘いが…「馬屋下まんまるこども園の5歳児さん、御南まんまるこども園の自然保護センター遠足に一緒にバスに乗っていきませんか?」

毎日地域の自然を感じながら元気に体を動かして遊ぶ5歳児の子どもたちにはぴったりだなと思い、保護者の皆さんに提案すると、どなたも喜んで賛成してくれました。

岡山県自然保護センターは和気町に位置し、開所から30年を越えた人と生き物が共生する里山です。当法人では開所以来、遠足で来訪し、子どもたちがここでしか味わえない自然の息吹や生命の営みに触れ、驚きや感動を味わってきました。

馬屋下まんまるこども園の子どもたちが行くのは初めて。行きは御南まんまるこども園の4歳児さんと大型バスに乗って歌をうたったり、外の景色を見たり、クイズをしたりして楽しみながら行きました。

センターにつくと研究員の先生が出迎えてくれました。両園の5歳児を案内してくれるのは阪田先生(むっちゃん先生)、4歳児を案内してくれるのは柿先生(かきぴー先生)です。ご挨拶をした後、先生方から危険な生き物に出会った時の対処方法を教えてもらった後さっそく出発。駐車場の小屋にできているツバメの巣を教えてもらいました。馬屋下まんまるこども園にもよくやってくるツバメ。園にもツバメの巣ができるかな?

5歳児の午前の活動は、野草園でお花や土を使っておもいきり泥遊びや作品作りをすることです。そこで、道中の草花を集めながら向かいました。春は野の花がいっぱい!オオイヌノフグリやヒメオドリコソウ、セイヨウタンポポにツバキやマツボックリなど、自分で考えて使いたいものを選んで集めていきました。

途中にはパンフレットで見て楽しみにしていたタンチョウに出会い、「本当に頭が赤いね!」と驚きと喜びを感じていました。「あれ、卵を温めているんじゃない?」と気づいた子がいると、むっちゃん先生から「そうだよ。よくわかったね。」とほめていただきました。

野草園まではセンター棟からさらに急な登り坂を上り、ピクニック広場を越えてさらにその先で、へとへとになった子もいましたが、みんなで目的地の野草園につくと元気復活!会いたかったカナヘビに会い、順番に触っていきました。初めて会ったお友達ともカナヘビを順番に触れました。さすがです。

粉土に水を加え泥を作ったり、水の分量を変えて硬さを調整しながら、材料(花など)を加え、思い思いに美味しい料理を作っていきました。途中で泥団子をうまく作れた子もいましたよ。また、土の山や谷をスコップを使って作り、登ったり、ジャンプしたり、駆け抜けたり、オリジナルのアスレチック(SASUKEと呼んでいました)で思い切り遊びました。

午前の活動の最後にむっちゃん先生がある生き物を見せてくれました。それは『アカハライモリ』です。両生類で手や目など片方がなくなっても再生することができるという不思議な生き物で、医療研究もされているすごい生き物です!でも…田んぼの農薬やコンクリート壁の水路などの影響で生息地が減少し、今では絶滅危惧種に指定されています。持ってみるとなんとも愛らしい顔をしていて、大好きになりました。自然保護センターはこうした多種の生き物の生息環境の保全を行っており、今後も多様な動植物が子ども達にワクワク・ドキドキを与え続けてほしいなと思います。

午後は山道を下り、虫の原っぱへ。小川や池をのぞいてみると、オタマジャクシやメダカがたくさん!水に手を入れてすくってみると小さな命が手のひらに。大きなカエルになれるようにと大切に放してあげました。他にもヌマガエルをつかまえて触ることができました。

御南まんまるこども園の5歳児さんとの活動はここでおしまい。馬屋下の子ども達は一足先に4歳児さんが待つ大型バスに乗るべく、「ありがとう。また遊ぼうね。」と5歳児さんに別れを告げて帰りました。自然の中では子ども達も自然体。初めて会う御南まんまるの子ども達にも自然体で生き物を見せ合ったり、一緒に遊んだり、美味しいお弁当を食べたりすることができました。今後も交流する機会をつくり、経験の幅が広がったり、仲間関係ができていったりするといいなと思います。御南まんまるこども園の皆さん、ありがとうございました!そして、また遊びましょう!

入園ご案内

募集要項および提出資料(入園願/お子さんの健康・発育について)は
下記からPDFダウンロードいただきます。
ご確認の上、ご入園申し込みをお願いいたします。