
2025.06.06
岡山県立大学・安富牧場遠足
馬屋下まんまるこども園は総社方面への利便性もとってもいいことを生かし、4・5歳児クラスの子どもたちが、岡山県立大学と安富牧場へ遠足に行きました。

岡山県立大学は、山が近くに見え、周りに多種の木々が植えられた芝生広場で新緑の美しさを感じながら、伸び伸びと体を動かして遊びに行きました。
到着して芝生広場に行くとさっそく草花が生えているのを発見!触ったり、匂ったり、じっくり見たり、子ども達のワンダーパワーが全開で動き始めました。花の蜜を吸いに来たチョウチョを追いかけたり、芝をぴょんぴょん跳ねる小さなバッタやカエルを捕まえたり、生き物や植物とのふれあいを友達と一緒に楽しみました。捕まえた虫を順番に見ていく姿に、お友達のことも虫の命も大切にしている姿が見られました。






トンボを見つけた時には先生と一緒に腕をぐるぐる回してトンボが目を回すようにしながら近づき…惜しくも逃げられましたが、トンボとりを楽しみました。また、小さな虫たちが芝を跳ねたり、隠れていたりしたので、小さな虫になった気持ちで地面をはってみると、立って見る草花の風景とはまた違った景色が…下から見ると草も花も木も大きく見えますね!個人的には、虫たちにとって人間ってどう見えるんだろう?と思った瞬間でした。



ひろ~い芝生広場を皆でよ~いどん!芝の上をきもちよ~く駆け抜け、なんだかお腹がすいてしましました。使わせていただいた大学施設の方にみんなで御礼を言ってから次の目的地へ出発!


次は北区下足守に位置する安富牧場へ。安富牧場には牧場の牛から搾った生乳を新鮮なままソフトクリームやジェラートで提供する『安富牧場 ファミーユ』というお店が併設されています。お腹を空かせた子どもたちは、事前に選んでいた味のジェラートを注文!店内でいただきました。




子どもたちの感想は…「おいしい!」「牛乳の味がした!」など、外の美しい新緑を眺めながらご満悦で味わっていました。食べた後、アイスを作っているお店の方が子どもたちのところに来てくれました。子どもたちは、ジェラートの感想を伝えたり、気になっていたことを質問したりしました。「ジェラートとソフトクリームの違いは何ですか?」という質問には「基本的には材料は同じなんだけど、入っている空気の量が違って食感が違うんだよ。」と教えていただきました。園でも作れたらいいな…と感じた子も多かったようです。

さらに、安富牧場のアイスの美味しさの秘訣を聞くと、「アイスのもとになる牛乳が美味しいからだよ。牛さんにいい水をあげたり、いろんな栄養を好き嫌いなく食べれるようにしたりしているよ。」と教えていただきました。美味しいミルクを出すためには好き嫌いしちゃだめなんだ…と自分たちも好き嫌いしないようにしようと感じていたようでした。教えていただいたお店の方にお礼を言った後、いよいよ美味しい牛乳を出してくれる牛さんがいる牧場へ。

大きなお母さん牛たちがいる牛舎と少し小さな子牛たちがいる牛舎がありました。子牛でも自分たちよりも大きく迫力満点。体の模様が一人ひとり違っていて不思議だな、色が違うのもいて不思議だなといった感想が聞かれました。


そのあと、実際に牛のお世話をしている方に、お母さん牛たちがいる牛舎の前でお話を聞くことができました。子どもたちからの質問では、牛舎の中にある大きくて回っているブラシが何か?というものがあり、「牛は手で背中をかけないからあのブラシで背中をかくんだよ」と教えていただいたり、扇風機があるのを見つけると、「牛さんは暑いのが苦手だよ。だから涼しくしてあげているよ。」と教えていただいたりしました。また、子どもたちがおしっこをしている姿を見つけると、「おしっこは一日60L、うんちは40Lくらいするよ」と教えていただき、子どもたちは想像もできないくらいの量だと感じていました。


他にも、美味しい牛乳をつくるために『牛が健康であること』を大事にしていて、牛に必要な様々な栄養を取れるようにご飯を準備したり、狭いところでストレスがかかりすぎないようにしたりしていることや牛のうんちを菌の力で肥料に変えていることなどを子どもたちに分かりやすいように教えてくださいました。おかげで子どもたちはいろんないいことをしてくれる牛さん達にすごく感謝の気持ちをもつようになりました。後日、子どもたちは園で牛の絵を描き、美味しいミルクが出るように食べ物や環境などそれぞれの牛への思いやりがこもった作品ができあがっていましたよ。
素敵な保育環境を使用させていただいた岡山県立大学の皆様、お忙しい中子どもたちの質問に丁寧に答えていただいた安富牧場の皆様、本当にありがとうございました。